SIAエンジニアリング・カンパニー(SIAEC)は2026年5月22日、マレーシアのスバン空港において、完全子会社となる新たな機体重整備拠点「ベース・メンテナンス・マレーシア(BMM)」を正式に開設したことを発表しました。
BMMは、シンガポールおよびフィリピンにある既存の格納庫の能力を補完する、SIAECの地域重整備ネットワークの一部として機能します。2つの格納庫を備える同施設は、最大6機の同時整備に対応する能力を有しており、顧客のMRO要件に対してより高い柔軟性を提供します。整備対象には、A350、777、787といったワイドボディ機からナローボディ機まで幅広く含まれており、定期的な重整備チェック、構造修理、改修などを提供します。すでにBMMは第1格納庫について必要な規制当局の承認を取得済みであり、2025年11月にはシンガポール航空向けのA350型機の初回整備を完了させています。この成功は、BMMの運用体制と能力を示す重要なマイルストーンとなりました。
SIAECのチン・ヤウ・センCEOは、本開設にあたりBMMはSIAECの持続的な長期成長を牽引する戦略的投資であると述べています。さらに、マレーシアが持つ航空宇宙セクターにおける人材育成や技術力、長期的な産業成長に強いポテンシャルを見出していると強調しました。また、BMMの設立は、航空技術者、一等航空整備士、整備計画担当者、品質・安全の専門家など、熟練した雇用を創出することで、マレーシアの航空宇宙エコシステムの継続的な発展を支援するものです。SIAECは今後も、技術的な専門知識や運用経験、トレーニングなどの共有を通じて、BMMを全面的にサポートしていく方針です。Photo : SIAEC




