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スカイマークが国内初導入「ボーイング737-8」の細部の少しマニアックな写真レポート

 日本の空に、またひとつ新しい翼が羽ばたきます。スカイマークが国内エアラインとして初めて導入する新世代機「ボーイング737-8(737MAX8)」。従来の737-800型機と機体のサイズや座席数(177席)は同じですが、その性能は劇的な進化を遂げています。

 従来の尾翼にあるイエローの星はそのままに、ブランドカラーである「SKY BLUE」が尾翼から機体下部へと流れるように拡張されました。これは、新たなフェーズへと進むスカイマークの躍動感を表現しているとのこと。

 そして、航空ファンや乗客の心をくすぐるのが、主翼の先端(ウイングレット)です。737-8のウイングレットは、燃費を向上させつつ操縦を安定させるために上下に二股に分かれた最新形状を採用しています。そこに描かれているのは、赤いハートが2つ並んだ「ダブルハート」。若手社員の「たくさんの温かさをさらに多くの人々に届けたい」というアイデアから生まれたこのデザインは、窓側席から外を眺める際の新しいシャッターチャンスになりそうです。

 座席は、人間工学に基づいたドイツ・レカロ社製の薄型シートを採用。シートピッチ(座席の間隔)は約31インチ(約79cm)と従来同等ですが、背もたれが薄型化したことで足元やひざ回りの空間にゆとりが生まれています。現代の旅行に欠かせない充電環境も完璧です。足元には通常のACコンセント、USB Type-Cポート全席に備わっています。スマートフォンだけでなく、タブレットやノートPCの充電切れを心配することなく、機内での時間を有意義に使えます。今後は無料の機内Wi-Fiサービスの提供も予定されており、空の上での通信環境がさらに充実します。

 この737-8に搭乗して最も驚くのは、その「静けさ」かもしれません。機体には、後部がギザギザにデザインされたCFMインターナショナル社製の最新エンジン「LEAP-1B」が搭載されています。これにより、従来の機体と比較して燃料消費量とCO2排出量を約15%削減。さらに航続距離も1,000km以上伸びています。


向って左が737-8用エンジン、右が従来機737-800用エンジン

 初期の737MAXの設計では、MCASは左右に2つあるAOAセンサーのうち、1つからのデータのみに依存して作動する仕様になっていました。そのため、バードストライクや物理的な故障などで1つのAOAセンサーが「極端な機首上げ状態である(高い迎角)」という誤った数値をコンピューターに送った場合、実際の姿勢は正常であるにもかかわらずMCASが誤作動し、パイロットの意に反して強力な機首下げを繰り返してしまうという致命的な事態を引き起こしました。しかし現在運航されている737MAXではソフトウェアが改修され、必ず2つのAOAセンサーの数値を比較し、一定以上の誤差がある場合はMCASを無効化するフェイルセーフの仕組みが実装されています。

 このほか、少しマニアックになりますが、同機のテールスキッド、アウトフロー・バルブなど機体の細部を写真でご紹介します。

 「手頃な運賃」という同社の魅力はそのままに、スカイマークの機内での体験価値は大きく引き上げられています。出張でも旅行でも、この新しい翼に乗るためにスカイマークを選びたくなる、そんな確かな進化を感じさせる次世代機です。

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