ボーイングは、「737MAX」の生産ペースを現在の月産42機から47機へ引き上げます。米連邦航空局(FAA)による最終的な審査が完了したことを受けたもので、ケリー・オートバーグCEOが明らかにしました。すでに新体制に向けた生産ラインの稼働を始めており、「今後数ヶ月以内に(月産47機体制へ)到達する見込みである」と述べています。
今回の発表は、5月27日に開催された「第42回 バーンスタイン年次戦略決定会議(Bernstein 42nd Annual Strategic Decisions Conference)」でのセッションにおいて、投資家やアナリストに向けて行われたものです。
737MAXの生産については、2024年1月に発生したアラスカ航空機のドアプラグ脱落事故に端を発する品質管理問題を受け、FAAによって長らく月産38機の上限が設定され、その後段階的な増産が認められ、これまで月産42機体制となっていました。今回の審査完了と月産47機への引き上げは、ボーイングの生産正常化と安全性への信頼回復に向けた重要なマイルストーンとなります。
オートバーグCEOは同会議内で、「月産47機体制に向けてすでに順調に動き出している」と強調しました。さらに、将来的な長期的目標として「月産63機」体制の実現を目指す意向も示し、市場の旺盛な需要がこれを裏付けるとの見解を示しています。また、直近でトランプ大統領の訪中に合わせて発表された、中国からの200機の新規コミットメント(事実上、約10年ぶりとなる大型受注)についても言及し、「ナローボディ機市場の再開に向けた良いスタートになった」と高く評価しています。Photo : Boeing




