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遠東航空(ファーイースタン航空)のMD-83が再び競売に、最低入札価格は半額の410万台湾元(約2,000万円)に引き下げ

 2019年に事実上の経営破綻に陥った台湾の遠東航空(ファーイースタン航空)が所有していたマクドネル・ダグラス MD-83型機(登録番号:B-28027)が、再び競売にかけられることがわかりました。法務部行政執行署桃園分署(以下、桃園分署)は、2026年6月2日に開催される「オークション」の目玉として同機を出品します。

 遠東航空は2019年12月に突如運航を停止し、2020年に民用航空局から運輸許可を取り消されました。その後、台湾桃園国際空港に留置されたままの同機に対し、空港会社は未払いの駐機料やペナルティとして4,000万台湾元(約1億8,600万円)以上を請求しています。桃園分署は債権回収のため、以前に最低入札価格800万台湾元(約4,000万円)で同機の競売を試みたものの、応札者が現れず不調に終わっていました。今回の再出品では、買い手を引きつけるために価格を大幅に見直した形です。

 現在、このMD-83は長期の駐機により耐空証明を失っており、再び空を飛ぶことは極めて困難とみられています。しかし、桃園分署によると、機体内部の座席や客室設備などは比較的良好な状態で維持されているということです。現地メディアは、航空ファンによるコレクション、テーマレストランやホテルへの改装、あるいは航空関連学校の教材といった「地上での再利用」の道に期待を寄せています。

 なお、同社の別機体(MD-82、登録番号:B-28007)は、今年1月に実施されたオークションにおいて451万台湾元で売却が成立しています。遠東航空の歴史を物語る往年の名機が、6月2日の競売で新たな主を迎えられるかどうかに注目が集まります。Photo:桃園分署

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