オーストラリアのカンタス航空は、同社の最新鋭機であるエアバスA321XLR型機に、世界七大自然景観の一つである「グレートバリアリーフ」から着想を得た特別塗装を施したことを発表しました。ドイツのハンブルクにあるエアバス社の塗装工場で公開されたこの機体は「コーラル・シー(Coral Sea)」と名付けられており、6月にカンタス航空のパイロットによってオーストラリアへと空輸される予定です。


今回披露された「コーラル・シー」は、カンタス航空が発注している48機のA321XLRのうちの7機目となります。全長44メートルの機体の両側面には、鮮やかな色彩でウミガメやカクレクマノミ、サンゴ礁が大きく描かれており、非常に目を引くデザインとなっています。この特別塗装は、カンタス航空とグレートバリアリーフ財団との長期的なパートナーシップを記念して共同でデザインされました。両者は2009年から提携関係にあり、カンタス航空はサンゴ礁修復基金を通じて、オーストラリアのサンゴ礁保全に取り組む科学者や地域社会のために10年間で1,000万ドルの支援を行うことを約束しています。
カンタス航空のA321XLRは、これまで主力を担っていたボーイング737型機よりも3,000キロメートル以上長く飛行できる画期的な機材です。同社は2025年9月に初号機を就航させ、アジア太平洋地域で初めてA321XLRを運航する航空会社となりました。クイーンズランド州を中心とした路線の拡充は続いており、最近ではブリスベン〜パース間で同型機の運航が開始されたほか、今年10月にはA321XLRによる初の国際線としてブリスベン〜マニラ線の就航も予定されています。Photo : Qantas




