フィリピン航空は2026年5月29日、同社にとって2機目となる長距離路線向けの最新鋭機「エアバスA350-1000」をマニラのニノイ・アキノ国際空港にて受領しました。東南アジアの航空会社として同型機を運航するのはフィリピン航空が初であり、世界でも10番目の導入となります。


新たに受領したA350-1000は、3クラス制の計382席仕様です。スライド式ドアとフルフラットベッドを完備したビジネスクラス42席、プレミアムエコノミークラス24席、エコノミークラス316席で構成されています。全席に4KモニターやBluetooth接続機能が搭載され、長時間のフライトでも快適な客室空間が提供されます。また、ロールス・ロイス製の「トレントXWB-97」エンジンを搭載し、前世代の広胴機と比較して最大25%の燃費向上を実現しています。
この最新鋭機は、飛行時間が14時間を超えるフィリピンと北米を結ぶ太平洋横断路線を中心に投入される予定です。フィリピン航空は現在、マニラからロサンゼルス、サンフランシスコ、ニューヨーク、トロント、バンクーバーへの直行便を運航しており、2026年11月にはシカゴ線の新設も控えています。
フィリピン航空はA350-1000を計9機発注しており、初号機は2025年12月に受領しました。2026年内にさらに4機の引き渡しが予定されており、2027年までに全機材が揃う計画です。同社は2026年第1四半期の旅客数が前年同期比6.1%増の430万人に達するなど順調な回復を見せており、積極的な機材更新を通じて強固な運航体制の構築を進めています。Photo : PAL



