スカイマークは2026年6月1日、環境負荷の低減および航空燃料消費量の削減を目指し、「省燃費運航」の取り組みをさらに強化すると発表しました。昨今の中東情勢に伴う航空燃料の供給懸念や価格高騰を受けた対策であり、同社のミッションである身近な価格でのサービス提供を維持しながら持続可能な社会の実現を目指す狙いがあります。

具体的な取り組みとして、従来の省燃費次世代機の導入やエンジン洗浄などに加え、新たな施策を展開します。機材・飛行準備の段階では、ソフトウェアなどを活用して高度、速度、搭載燃料量などの最適な飛行計画を策定します。また、2026年度中には着陸後の地上走行時において、片側エンジンのみでの走行を実施する予定としています。
これらの施策による効果として、例えば羽田発福岡行きの便において、最適な飛行計画の策定、地上電源(GPU)の活用による補助動力装置(APU)の使用抑制、離陸後の素早い加速上昇、着陸後の片側エンジンでの地上走行などを組み合わせた場合、合計で全体の約2.5%にあたる約113kgの燃料削減が見込まれています。
さらに同社は、地上滞在中の燃料消費を抑えるため、乗客に対しても新たな協力を呼びかけています。駐機中や地上走行時、降機時に客室の窓のシェード(日よけ)を下ろすことで、直射日光を遮り機内の温度上昇を物理的に防ぐという取り組みです。これにより空調を稼働させるAPUの使用を抑えることが可能となり、稼働時間を1分短縮するごとに約1.8kgの燃料節約に繋がるとしています。
なお、シェードを閉めた状態での離着陸は航空法令上で上げることは義務付けられておらず、外部監視体制も確保されているため安全上の問題はありません。搭乗時はシェードが下がった状態で案内されますが、着席後に乗客が外の景色を見るためにご自身で自由に開けることは問題ないとのことです。Photo : Skymark



