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ルフトハンザの787-9、受領からわずか半年で前輪が崩壊または意図しない格納による損傷事故 過去にはBA機で類似事案

 2026年6月4日、ドイツのフランクフルト空港に駐機していたルフトハンザドイツ航空のボーイング787-9型機(D-ABPQ)において、ノーズギアが突然崩壊、または意図しない格納による事故が発生しました。機首部分が地面に接触する形で激しく損傷しており、関係当局による詳しい原因調査が始まっています。

 事故が発生したのは現地時間の午後12時45分頃で、同機はフランクフルト発ロサンゼルス行きのLH450便として出発を控え、地上支援スタッフや客室乗務員による準備が進められていました。幸いにも乗客の搭乗が始まる前であったため、乗客への被害はありませんでした。しかし、当時機内および機体周辺で作業にあたっていたルフトハンザの客室乗務員2名と、地上スタッフ数名が軽傷を負い、病院へ搬送されて評価と治療を受けているとの情報があります。この事故の影響により、同日のLH450便は欠航を余儀なくされました。

 被害を受けた機体は、ルフトハンザが保有するボーイング787-9型機の中でも特に新しい機体の一つです。製造からわずか1年強で、同社には2026年1月に引き渡されたばかりでした。同年2月の運航開始以来、これまでに137フライトを運航した段階での災難となりました。機体は関係当局の承認を得た後、詳細な検査と修理を行うために同日夜にメンテナンスハンガーへと移動される計画ですが、機首部分やその内部にある電子機器ベイ、脚室周辺への深刻なダメージが懸念されています。

 現時点で前脚が崩壊した正確な原因は特定されておらず、専門家チームが現地で機体の調査を進めています。航空業界において、駐機中にランディングギアが崩壊する事象は極めて稀ですが、過去にはいくつか類似の事例が存在します。地上作業中に誤って前脚の格納スイッチが作動したり、誤格納を防ぐ「安全ピン」が適切に差し込まれていなかったりといったヒューマンエラーが原因となるケースがある一方で、機械的不具合や製造上の欠陥、整備不良が引き金となった事例もあります。今回のトラブルが地上作業中のミスによるものか、あるいは機体側のメカニカルトラブルによるものか、ルフトハンザとボーイング、そして当局による今後の調査結果に注目が集まっています。Photo : Lufthansa

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