FSC 航空ニュース

JAL、2025年度の使い捨てプラスチック削減目標を達成 客室・ラウンジで新規石油由来プラ全廃

 日本航空(JAL)は、2025年度の使い捨てプラスチック削減に関する経営目標を達成したことを発表しました。JALグループは「2050年CO2排出量実質ゼロ」を掲げ、豊かな地球を次世代に引き継ぐために限られた資源の有効利用を推進しています。その取り組みの大きな成果として、客室およびラウンジで提供される自社規格の使い捨てプラスチックアイテムにおいて、新規石油由来プラスチックの全廃(100%削減)を達成しました。また、貨物および空港部門で使用される資材についても、環境配慮素材を配合したアイテムへの変更を100%完了しています。

 客室での具体的な取り組みとして、機内食の提供容器やアメニティにおける素材の大幅な見直しが行われました。メインディッシュ用の容器やトレーマット、コップ、ドレッシングの小袋などには、認証を取得した紙製素材が導入されています。サラダ用カップには再生ペットボトルを原料とした素材が、副菜容器にはバイオマス100%素材が採用されるなど、用途に合わせた代替素材が活用されています。容器の蓋の部分にもバイオマス素材や再生PET製のものが使用されています。アメニティに関しても、廃棄となる副菜容器をアップサイクルしたキャップとバイオマス100%の素材を使用した歯ブラシを導入するなど、多岐にわたる変更が実施されました。

 さらにJALグループは、プラスチックの削減に留まらず、サーキュラーエコノミーの実現を目指した資源の有効利用にも注力しています。2022年12月からは機内で使用した紙コップのリサイクルに取り組み、2024年6月には国内線の一部便において水平リサイクルによる再生紙コップの搭載を実現しました。食品廃棄の削減に関しても、ラウンジにおいて規格外の食材を使用したスープを提供するなどの工夫を行っています。機内食調理の過程で発生する残渣の削減や堆肥化も進められており、2025年度には廃棄率2.5%以下という目標も達成し、持続可能な社会に向けた挑戦を続けています。Photo : JAL

JAL、夏向け機内食新メニューをスタート「機内からハワイ」を味わう限定食や名店シェフ監修の逸品が続々

JAL、大谷翔平選手を描いた特別塗装機「DREAM SHO JET」の運航を2026年6月10日で終了へ

JAL、東京/羽田~ロンドン線全便に「A350-1000」を投入へ 2026年10月1日より深夜便にも拡大