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ユナイテッド航空、ボーイング777型機への「Starlink」搭載の改修作業を開始 ワイドボディ機で初

 ユナイテッド航空は、同社初となるワイドボディ機(ボーイング777型機)への超高速衛星インターネット「Starlink(スターリンク)」のプロトタイプ搭載作業を完了しました。

 カービーCEOは、IATA(国際航空運送協会)年次総会に出席するため滞在していたブラジル・リオデジャネイロのガレオン国際空港にある、大型整備施設を訪問し、今回の改修作業を視察しました。ユナイテッド航空は2025年3月のリージョナルジェットへの導入を皮切りに、ナローボディ機から優先してStarlinkの設置を進めてきました。現在、1日1機以上のハイペースで改修を行っており、2026年末までには約450機の主力機にシステムが搭載される見通しとなっています。

 今回改修が完了したボーイング777型機は、ユナイテッド航空の長距離国際線を担う大型機として、初めてStarlinkを搭載する機体となります。カービーCEOは、「国内線でのStarlinkはすでにお客様から高い評価を得ていますが、私が最も期待しているのは飛行時間の長い国際線への導入です」と述べ、国際線における機内Wi-Fi環境の劇的な向上に強い期待感を示しました。

 Starlinkの基本システムの設置自体はわずか8時間程度で完了しますが、既存の旧型Wi-Fiシステムの撤去や綿密なテストを含めると、全体の改修工程には数日を要します。しかし、先行してStarlinkを導入しているカタール航空が、ボーイング777型機の半数をわずか4ヶ月で改修した実績もあり、ユナイテッド航空のワイドボディ機においても今後急速な展開が見込まれています。

 アメリカの航空業界における機内インターネット通信をめぐる競争は激化しています。アラスカ航空やアメリカン航空もStarlinkの採用を決定していますが、導入ペースにおいてはユナイテッド航空が他社を大きくリードしている状況です。一方、競合であるデルタ航空は、Amazonが展開する衛星通信サービス「Amazon Leo(アマゾン・レオ)」を選択しています。しかし、こちらのサービス開始は早くとも2027年半ばになると予測されており、当面の間はユナイテッド航空が機内接続環境の快適さにおいて圧倒的な優位性を保つとみられます。

 ユナイテッド航空は最終的に、2027年半ばまでに1,000機以上の機体にStarlinkの無料Wi-Fiを導入する計画を掲げており、空の上での通信環境の標準を大きく引き上げることになりそうです。Photo : United Airlines

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