欧州の大手LCCであるイージージェットは、ドイツのハンブルクにて100機目となるエアバスA320neoファミリー機を受領したことを発表しました。この受領により、同社のエアバス機材は計359機に達し、そのうち「NEO」が全体の4分の1以上を占めることになります。この新機材の導入は、機材の近代化と広範な脱炭素化戦略を進める同社にとって重要な節目となります。


今回受領した記念すべき100機目、および今後のすべてのNEO導入機には、エアバスの最新客室仕様である「エアスペース」が採用されます。機内はLED照明の改善や洗練されたカラーパレットによって、モダンで落ち着いた空間が演出されています。また、視覚に障がいを持つお客様が座席を見つけやすくなるよう、座席列のプレートに点字標識が導入されるなど、アクセシビリティも大きく向上しています。さらに、肩回りのスペース拡大や非接触型機能を備えた衛生的なトイレの採用に加え、デュアルオーブンを備えた再設計のギャレーが導入されました。なお、同社は既存のA320neoおよびA321neoの81機についても、今後同様の客室改修を行っていく予定です。
イージージェットは、機材の更新にとどまらず、あらゆる運航プロセスでの効率化も推進しています。例えば、2028年からは従来比で20%以上軽く、足元のスペース拡大と年間4万トン以上の二酸化炭素削減を両立する超軽量の新型シートを導入します。また、2026年夏までに既存のA320ceo機材に空気抵抗を下げる「シャークレット」を取り付け、1機あたり年間約970トンの二酸化炭素を削減するほか、軽量な航空機用塗料の採用によって、2030年までに全機材で年間4,095トンの削減を見込んでいます。運用面でも、地上移動時の燃料を節約するタクシー管理の最適化や、飛行経路を最適化するナビゲーションソフトウェアの導入など、多角的な取り組みを行っています。
同社のデビッド・モーガン最高執行責任者は、100機目となるA320neoファミリー機の到着は同社にとって非常に大きなマイルストーンであり、環境への影響を減らしながらお客様と乗務員の旅行体験を向上させるという戦略の中核を担うものであると述べています。イージージェットは、2035年までに二酸化炭素排出原単位を35%削減するという目標を掲げており、持続可能な航空業界の実現に向けた取り組みを今後も加速させていく構えです。Photo : Easy Jet
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