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エティハド航空幹部「イラン戦争後も成田線へのA380の投入見直しは全く検討しなかった。名古屋・札幌も就航検討に値する」

 エティハド航空による東京/成田〜アブダビ線へのエアバスA380型機導投入を記念するレセプションパーティーが、都内で盛大に開催されました。会場では生演奏が華を添えるなか、同社の最高収益・商業責任者(Chief Revenue and Commercial Officer)を務めるアリク・デ氏が来場して挨拶に立ち、日本市場への強いコミットメントを示しました。





 本レセプションの開催に伴い、アリク・デ氏へのインタビューを実施しました。中東情勢の影響、競合他社との差別化、そして今後の機材・路線計画についての同氏の語りから、エティハド航空の確固たる戦略が見えてきました。

情勢不安を乗り越えた「圧倒的な品質」への自信

 今回のA380投入計画はイランでの戦争が勃発する前に決定されたものでした。開戦後、計画に見直しの動きはあったかという問いに対し、アリク・デ氏は「全くなかった」と力強く強調しました。

 その背景には、日本の利用者がエティハド航空の提供する高いサービス品質を愛好してくれるという確信があり、需要が落ち込むことは疑っていなかったといいます。事実として、開戦直後の3週間は厳しい状況に直面したものの、その後は急速に回復し、現在は約90%という高い搭乗率で推移していることを明かしました。

 同氏はこの高水準の搭乗率が今後も継続すると見込んでいます。その根拠として、「我々は最高品質を提供しているという強い自信がある。それは他社が決して並ぶことのできないレベルのものだと信じているからだ」と語り、エティハド航空独自のプロダクトに対する絶対的な誇りを覗かせました。そしてレジャー客、若者、ビジネスマンなど様々な利用者が本路線には搭乗しており、これもまた大型機材投入を後押しするものとなったとしています。

日本路線の拡大検討と、ライバルへの対抗策

 現在、日本市場においてはカタール航空やエミレーツ航空といった中東の競合他社も積極的に路線の拡大を図っています。この点について同氏は、エティハド航空としても日本への座席供給量の拡大を視野に入れているとし、既存の路線に加えて、名古屋(2020年まで北京経由で乗り入れ)や札幌などへの新規就航も十分に検討に値するとの認識を示し、日本市場に大きなポテンシャルがあるとの認識を示しています。

 次世代機777Xの導入とA380の未来

 今後の機材計画については、現在発注しているボーイング777X型機の導入予定に変更はないとしています。ボーイング側と密にコミュニケーションを取りながら、着々と受領に向けた準備を進めているとのことです。

 一方で、「日本の皆様には、まずは現在投入されているA380の素晴らしい空の旅を楽しんでほしい」とアピールしました。さらに、777Xを受領した後もA380の運航は継続される方針であり、現時点の見通しとして、2030年代に入っても同機が活躍し続ける見込みであることを明言しました。

 日本の旅行者へのメッセージ

 同氏は日本の利用者に向けて次のようにメッセージを送りました。「まずは一度ご搭乗いただき、ご自身の目でエティハド航空の品質の素晴らしさを確かめていただきたい」

 情勢の変化に動じることなく、最高峰のサービスと機内空間を提供し続けるエティハド航空。A380の圧倒的なスケールと快適性とともに、同社の日本市場におけるさらなる飛躍が期待されます。

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