成田空港は、2026年6月の空港運用状況を発表しました。継続的な訪日需要の高まりを受け、国際線の外国人旅客数が207万6,008人に達し、5月としての過去最高記録を更新しました。全体の航空旅客数や国際航空貨物量も前年を上回り、活況を呈しています。

5月の航空旅客数全体は、前年同月比102%の354万7,995人となりました。特に国際線旅客数は同102%の293万1,127人で、5月としてはコロナ禍前の2019年に次ぐ歴代2番目の高水準を記録しています。内訳をみると、外国人旅客数は前年同月比100%(微増)の207万6,008人となり、5月の過去最高を記録しました。また、日本人旅客数は同111%の71万8,449人と二桁の伸びを示しており、2021年4月以降続く前年同月を上回る回復傾向が維持されています。国内線の旅客数も同103%の61万6,868人と堅調に推移しました。
航空機発着回数の全体は、前年同月比100%の2万1,196回でした。そのうち国際線旅客便の発着回数は、同98%の1万4,052回となっています。路線別の状況を見ると、韓国、台湾、欧州、オセアニアなどの幅広い路線が好調に推移しました。一方で、中国線が1,416回(前年同月比55%)、グアム線が204回(同67%)、その他のアジア線が3,591回(同94%)と減少したことが影響し、国際線旅客便全体としては微減となりました。なお、中東線については240回(同97%)となり、4月からの回復傾向が続き前年並みの水準を取り戻しています。
物流部門も非常に好調です。国際航空貨物量は前年同月比109%の17万5,506トンとなり、これで26カ月連続で前年同月を上回る結果となりました。訪日外国人の増加による旅客需要の底上げと、旺盛な航空貨物需要に支えられ、空港運用は全体として力強い推移を見せています。今後のさらなる路線拡充や需要回復の動向が注目されます。Photo : NAA




