アメリカ・ニューヨーク州で29日深夜、ロイヤルヨルダン航空の乗務員らを乗せた送迎バスが絡む多重衝突事故が発生し、同社の客室乗務員1名とバスの運転手が死亡しました。また、乗務員を含む二十数名が負傷し、現地の病院へと搬送されています。
ニューヨーク市警察(NYPD)および現地メディアの報道によりますと、事故は29日午後11時45分頃、クイーンズ区マスペスを走るロングアイランド・エクスプレスウェイで発生しました。ジョン・F・ケネディ国際空港からマンハッタン・ミッドタウンの滞在先ホテルへと向かっていた送迎バスは、クイーンズ・ミッドタウン・トンネルにほど近い出口付近で、同一車線を走っていた2台の車両に衝突しました。その後、バスはコントロールを失って中央分離帯を乗り越え、対向車線へと横転し、さらに別の2台の車両と衝突する大規模な多重事故となっています。
事故に巻き込まれたのは、ヨルダンの首都アンマン発ニューヨーク行きのRJ8261便に乗務していた計15名のクルーです。現地報道によれば、同便は通常のスケジュールより約5時間遅れの午後9時45分頃に到着しており、入国手続きなどを終えた深夜の移動中に事故に遭いました。ロイヤルヨルダン航空は30日に公式声明を発表し、乗務員1名が命を落としたことに深い悲しみを表明するとともに、家族へ心からの哀悼の意を表しました。バスには2名のタイ人客室乗務員を含む15名が乗車していましたが、生存しているメンバーは病院で必要な治療を受けており、いずれも容体は安定していると報告されています。
この多重事故により、送迎バスの運転手も死亡したほか、対向車線で巻き込まれた車両の運転手1名が重体となっており、一般のドライバーを含む多数の負傷者が出ています。地元メディアは、死亡した送迎バスの運転手について、過去にスピード違反や危険運転などの交通違反歴があったと報じています。現在、当局が現場検証を行い、バス運行会社の管理体制や事故の根本的な原因について詳細な調査を進めています。ロイヤルヨルダン航空は、関係当局と緊密に連携しながら事態の推移を見守り、負傷した乗務員へのサポートを継続する方針です。Photo : Royal Jordanian Airlines




