カタール航空は、アジアを拠点とする大手航空機リース会社のBOCアビエーションとの間で、エアバスA350-1000型機3機のセール・アンド・リースバック契約を締結しました。
今回の契約対象となるのは、ロールス・ロイス製Trent XWB-97エンジンを搭載したワイドボディ機のエアバスA350-1000型機3機です。これらの対象機材は2025年後半にすでに同社へ納入されており、現在も長距離路線網において中核的な役割を担っています。本契約により、カタール航空は当該機材をBOCアビエーションへ売却した直後に、長期オペレーティング・リースとして再び借り受けて運航を継続します。
同社にとって、このセール・アンド・リースバック手法の活用は、最新鋭のフラッグシップ機材の運航体制を維持したまま、手元流動性の確保とバランスシートの最適化を同時に実現する有効な財務戦略です。巨額の固定資産を流動化させることで、今後の機材計画や路線拡張に向けた財務的な柔軟性を高めることができます。さらに、世界的に需要が高く優れた燃費効率を誇るA350-1000型機を確実に手元で確保し続けることは、競争の激しい国際線市場において同社の強固な運航基盤を支えることにつながります。Photo : Qatar Airways




