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台湾のマンダリン航空、元スピリット航空仕様のA321neoで台中〜澎湖線に就航 2027年には自社機導入を予定

 チャイナエアライングループのマンダリン航空(華信航空)は2026年7月3日、親会社からウェットリースしたエアバスA321neo型機を国内線(離島路線)に投入し、運航を開始しました。初便となった午前9時40分台中発の澎湖(馬公)行きAE795便は、澎湖空港に到着後、ウォーター・サルートによる盛大な歓迎を受けました。

 同日、マンダリン航空の莊明哲総経理(ゼネラルマネージャー)は、将来の路線網展開に向けたA321neoの導入計画を正式に始動したと声明を発表しました。2027年後半に自社で2機のA321neoをリース導入し、台中や高雄を拠点とする日本路線を含む国際線へ投入する方針を裏付けています。今回の国内線運用は、旺盛な夏季の離島需要に対応するとともに、来年以降の本格的な国際線展開に向けた布石となります。

 今回、同社の路線に投入されたA321neoは、チャイナエアラインが2021年から順次導入している標準仕様(180席)とは大きく異なる、235席の超高密度レイアウトを採用した機材です。この機材は、アメリカの超格安航空会社(ULCC)であるスピリット航空向けに製造されたものの、同社が事業清算に伴い受領をキャンセルしたため、チャイナエアラインがリース会社を通じてそのままの仕様で借り受けたという経緯を持っています。

 客室はスピリット航空時代のLCC仕様をほぼ踏襲しており、エコノミークラス(227席)にはリクライニング機能を持たない固定式背もたれの薄型軽量シートを採用しています。最前列には、同社の「ビッグフロントシート」をそのまま活用する形でプレミアムエコノミーが8席(2-2配列)設定されています。

 マンダリン航空(華信航空)の現在の主力機材であるプロペラ機ATR72-600型機(70席)と比較すると、A321neoは1便あたり3倍以上となる235人の旅客を一度に運ぶことができます。FSCとしての快適性や個別モニターこそ省かれているものの、1時間前後の短距離となる国内線においては、座席の確保が最優先されます。慢性的な座席不足に悩まされる夏の澎湖・金門路線において、このLCC譲りの大量輸送に特化した「特別機」は、最も効率的な即戦力として機能することになりそうです。Photo : 華信航空

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