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成田空港、2030年代に新ターミナル開業へ 集約ワンターミナル化に向けた全容が明らかに

 今後の成田空港施設の機能強化に関する検討会は2026年7月6日、最終とりまとめ案を公表し、新たな旅客取扱施設(新ターミナル)に関する計画を明らかにしました。成田空港は将来的に「集約ワンターミナル方式」による新たな施設の整備を目指しており、需要動向や財務健全性を考慮しながら段階的な整備を進めていく方針です。

 新ターミナルは、旅客の利便性や航空事業者の運用効率性、滑走路の配置とのバランスなどを踏まえた位置に計画され、形状としてはロングピア型での整備が検討されています。整備に向けたスケジュールとして、2026年度から航空事業者などの関係者を交えたマスタープラン策定の検討が開始されます。

 航空旅客数が現在の処理容量を超える見込みであることから、2030年代には「ステップ1」として新ターミナルの一部供用が開始される予定です。このステップ1の段階において、空港全体の取扱容量は現在の年間5,700万人から7,500万人へと引き上げられます。運用面では、供用が開始される新ターミナルと第1ターミナルが一体的に運用され、同時に第2と第3ターミナルも暫定的なコンコースで接続して一体運用される体制となります。以降は需要に応じて段階的に拡張を続け、「ステップ2」の段階で最終的なワンターミナル化を完了させる計画です。

【新ターミナルと駅の接続エリアのイメージ】
【新ターミナルと駅の接続エリアのイメージ】

 また新ターミナルは、日本の最大のゲートウェイにふさわしい機能と魅力を備えることが想定されています。航空便を利用するための機能にとどまらず、商業施設やオフィスなどの都市機能を持たせることで、施設内での滞在価値を最大限に高めます。鉄道やバス、タクシーなどの二次交通との接続拠点として駅と直結する構造とし、直感的で分かりやすい動線を確保することで利便性や快適性の改善を図ります。さらに、旅客だけでなく地域住民や空港従業員も訪れて楽しめる「SORATO NRTエアポートシティ」の連携拠点としての役割も担い、空港と周辺地域が一体となって産業や観光などを発展させる新たな拠点としての機能が期待されています。Photo : 国土交通省

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