世界最大の航空機リース会社であるエアキャッの貨物部門は2026年7月8日、中国南方航空グループに対し、3機のボーイング777-300ERSF型貨物機をリースする契約を締結したと発表しました。

今回リースされるボーイング777-300ERSFは、長距離旅客機であるB777-300ERを貨物専用機へと改修したプログラムによる機体で、「ザ・ビッグ・ツイン(The Big Twin)」の愛称で知られています。エアキャップの発表によると、同プログラムによる初号機の引き渡しは2027年10月を予定しており、残る2機についても2028年の第1四半期および第2四半期に順次納入される計画です。
中国南方航空は、先月26日に中国本土の航空会社として初めてボーイングの次世代大型機「777X」ファミリーの貨物型である「777-8F」を5機(オプションを含め最大8機)、さらに現行型の「777F」2機を発注したばかりです。ボーイングからの新造機導入(2027年〜2034年受領予定)に加え、今回のエアキャップからの改修型機材のリース契約をまとめたことで、同社は2027年以降、最新鋭の大型貨物機を同時期に一気に拡充することになります。
近年の越境EC市場の持続的な成長や、「一帯一路」構想をはじめとする国家戦略を追い風に、中国南方航空は旺盛な国際航空貨物需要の取り込みを図っています。新造機(777-8F/777F)と改修機(777-300ERSF)を組み合わせたハイブリッドかつスピード感のある機材調達により、グローバルな物流ネットワークにおける同社の競争力は今後さらに高まるものとみられます。Photo : GECAS




