アメリカのフロリダ州のパームビーチ国際空港は、2026年7月8日から9日にかけて、名称を「ドナルド・J・トランプ大統領国際空港(President Donald J. Trump International Airport)」へ正式に変更しました。これに伴い、航空業界で使用されるスリーレターコードも従来の「PBI」から「DJT」へと移行しています。米連邦航空局(FAA)はすでに全米の航空管制官に対してこの変更を通知しており、ユナイテッド航空をはじめとする各航空会社の予約システム上でも、新しいコードである「DJT」への表示の切り替えが進んでいます。

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この名称変更は、2025年11月にフロリダ州議会の共和党議員によって提案された法案に基づいています。法案は2026年2月に州議会において賛成多数で可決され、同年3月にロン・デサンティス州知事の署名を経て成立しました。看板の掛け替えや新しい名称へのブランディング更新など、変更の実施にかかる費用としては約550万ドルが割り当てられています。
また、今回の名称変更に際し、パームビーチ郡とトランプ前大統領の関連企業との間で、空港の名称および商標に関する協定が結ばれました。協定により、トランプ氏の関連企業は空港内での関連商品の販売からロイヤリティ等の直接的な収益は受け取らないことになっています。しかしその一方で、空港内の小売店はトランプ氏側が指定した「承認済み小売業者」から対象商品を仕入れる必要があるほか、トランプ氏の企業は空港外で当該商標を用いた商品を販売する権利を保持しています。さらに、空港内に展示されるトランプ前大統領の経歴や紹介文については、トランプ氏側が内容の変更および拒否権を有する内容となっています。
アメリカ国内ではこれまでにも、ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)やロナルド・レーガン・ワシントン・ナショナル空港(DCA)など、元大統領の名を冠した商業空港が10カ所以上存在しています。しかし今回の名称変更は、従来の正式名称から「パームビーチ」という都市の名称が完全に外れる形での実施となっています。Photo:Donald J. Trump




