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日本一小さな航空会社の天草エアラインの2026年5月の利用実績 熊本〜大阪線が牽引も全路線の利用率は37.9%

 日本一小さな航空会社の天草エアラインの2026年5月の利用実績は、全3路線合計で5,053人となり、対前年度比104.9%と堅調な推移を見せました。保有機材わずか1機で奮闘する「日本一小さな航空会社」の5月の現状をお届けします。

 熊本県・天草空港を拠点とする天草エアラインは、ターボプロップ機「ATR42-600(みぞか号・定員48名)」を1機のみ保有しています。限られた機材を毎日フル稼働させ、天草〜福岡、天草〜熊本、熊本〜大阪/伊丹の3路線を結んでおり、地域住民の重要な足として、また観光客の移動手段として独自の存在感を放っています。

■2026年5月路線別利用実績
※全路線において機材整備等による「特定日運休あり」

◇天草〜福岡:輸送人員 2,341人(対前年度比 93.3%)/ 利用率 30.1%
◇天草〜熊本:輸送人員 888人(対前年度比 105.1%)/ 利用率 33.6%
◇熊本〜大阪:輸送人員 1,824人(対前年度比 124.6%)/ 利用率 62.3%
◆全路線合計:輸送人員 5,053人(対前年度比 104.9%)/ 利用率 37.9%

 今回のデータで特筆すべきは、熊本〜大阪/伊丹線の好調ぶりです。同路線の輸送人員は1,824人で対前年度比124.6%と大きく伸長しており、利用率も62.3%を記録しました。大都市圏と熊本を結ぶビジネス・観光需要をしっかりと取り込んでいることが伺えます。一方で、最も便数の多い天草〜福岡線は輸送人員2,341人で対前年度比93.3%とやや落ち着いた動きとなりました。天草〜熊本線は輸送人員888人で対前年度比105.1%と手堅い伸びを示しています。

 全路線トータルの利用率は37.9%となっています。西日本のコミューター路線全体(80路線)の平均利用率が76.8%であることを踏まえると、一見すると控えめな数値に見えます。しかし同社は「保有する機材が1機のみ」という構造上、定期点検や重整備の際には必ず自社便を運休せざるを得ません。

 たった1機で空を飛ぶ天草エアラインは、運休というハードルを抱えながらも、対前年度比でプラスの旅客数を確保し、地域航空ネットワークの維持に尽力しています。愛らしいイルカが描かれた「みぞか号」は、今後も地元と大都市圏をつなぐ希望の翼として、着実な歩みを進めていくことが期待されます。Photo : 天草エアライン

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