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ボーイング、737-7の飛行試験完了、737-10は98%まで消化し最終局面 「Give a damn」精神で現場の意識改革も

 ボーイングは、開発を進めている「737MAX」シリーズの派生型(737-7および737-10)について、型式証明の取得に向けたプログラムが最終局面を迎えていることに加え、製造現場における品質向上と生産安定化の新たな取り組みを明らかにしました。機体の証明プロセスが順調に進捗するのと並行して、今夏には新たな製造ラインが稼働を開始し、同機の増産と安全文化の再構築が本格化しています。

 型式証明の取得において最も先行しているシリーズ最小型の737-7は、すでに必要な飛行試験をすべて終了しました。累計441回のフライト、686時間の飛行試験および349時間の地上試験を完了し、米国連邦航空局(FAA)への提出書類も95%が完成しています。現在は、生産段階におけるエンジン防氷システム(EAI)の最終承認など、残された技術的プロセスの完了に全力が注がれています。

 一方、シリーズ最大型となる737-10も、飛行試験全体の98%を消化し、開発保証レビューの最終段階に入っています。同機のテストプログラムでは、パイロットの操作なしに過熱を引き起こす可能性に対応したエンジン防氷システム(EAI)のアップデートや、誤警報を抑制してコックピット内の混乱を防ぐ拡張迎え角(eAoA)システムの検証が進められています。これらの重要な新システムは、今後737-7と737-10に標準装備されるだけでなく、すでに運航されているすべての73 MAXシリーズに対しても順次改修として適用される計画です。

 機体の開発が最終段階を迎える中、製造現場でも大きな変革が起きています。ボーイングは7月、ワシントン州エバレットに737シリーズとして4番目となる新たな製造ライン「ノースライン」を開設しました。この新ラインの稼働により、月産47機という生産レートの目標達成と、将来的な需要に応えるための供給体制が強化されます。

 この新ライン立ち上げに際して、製造現場のリーダーたちがメディアの取材などで強調しているのが「Give a damn(本気で関心を持つ、こだわる)」というボーイングの新たな行動指針です。現場の第一線で働く製造リーダーたちは、このスローガンを「一緒に働く仲間と製品そのものを大切にすること」や「安全と品質を確実にするために、自分たちの仕事に愛情と誇りを持ち、あらゆる努力を惜しまないこと」と位置づけています。

 ボーイングは、規制当局との緊密な連携のもとで進む型式証明プロセスの厳格化と、製造現場に浸透しつつある「Give a damn」という安全・品質への強いコミットメントを両輪として、737プログラムの信頼強化と着実な機体の納入を進めていく構えです。Photo : Boeing Paul Gordon 

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