デルタ航空は、2027年3月27日よりロサンゼルスとフィリピンのマニラを結ぶ直行便を新たに就航することを発表しました。この新路線の開設は、同社がアメリカ西海岸を拠点に進めているアジア路線拡充戦略の大きな一環となります。
就航当初は週3便での運航となりますが、同年6月7日からはデイリー運航への増便が予定されています。機材には最新の客室設備を備えたエアバスA350-900型機が投入され、ロサンゼルスからマニラまでの7,305マイルの距離を、西行きは14時間40分、東行きの帰国便は13時間25分で結びます。
これまでデルタ航空のアジア展開は、共同事業パートナーである大韓航空のハブ拠点、ソウル・仁川国際空港を経由した接続ネットワークに大きく依存していました。しかし、新たな主力機であるエアバスA350の導入が進むなか、同社は自社運航による長距離直行便の拡充へと舵を切っています。最近の香港線の開設や就航が予定されているリヤド線に続き、今回のマニラ線開設は、激戦区であるロサンゼルスを太平洋横断の主要ゲートウェイとして強化する狙いがあります。
一方で、ロサンゼルスを含む西海岸からアジアへの市場は競争が非常に激しいことでも知られています。マニラ線においては、すでにサンフランシスコからの直行便を運航し広範なアジアネットワークを持つユナイテッド航空や、ワンワールド・アライアンスへの加盟を控え機材更新を進めるフィリピン航空など、強力な競合が存在します。デルタ航空が自社の強みと最新機材を活かし、激戦の太平洋路線でどのようにシェアを拡大していくのか、今後の動向に業界の注目が集まっています。Photo : Airbus
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