ファーンボロー国際航空ショーにて2026年7月20日、ボーイングとフィリピン航空は、最大20機の「ボーイング787ドリームライナー」導入に向けたコミットメントを発表しました。
今回の合意は、15機の「787-10型機」の確定発注と、5機のオプション購入権で構成されています。フィリピン航空にとって過去最大のワイドボディ機発注であり、ボーイングへの新規発注はおよそ20年ぶりとなります。同社が進める機材更新および中長距離ネットワークの拡張計画を牽引する重要な一手となります。
現在、同社は長距離路線の主力として10機のボーイング777型機を運用していますが、新たに加わる787-10はこれらを補完する役割を担います。787ファミリーで最大の胴体長を持つ787-10は、標準で300〜375名の乗客を乗せ、最大13,890km(7,500海里)の航続距離を誇ります。代替される従来機と比較して燃料消費量および排出ガスを25%削減できるため、運航コストの大幅な最適化と同社のサステナビリティ目標の達成に寄与します。
PALホールディングスのルシオ・C・タンIII世社長兼COOは、「今回の投資は、当社の未来と航空需要の成長に対する自信の表れです。最新鋭の787-10は中長距離フリートを強化し、お客様に優れた空の旅を提供するとともに、運航効率の向上を実現します」とコメントしています。また、今年創立85周年を迎えたフィリピン航空にとって、ボーイングとの提携80周年という節目での歴史的な決定であることも強調されました。
ボーイングの民間航空機部門を率いるステファニー・ポープ社長兼CEOも、「80年にわたる両社のパートナーシップにおいて、今回の選定は非常に重要な前進です。フィリピンとアジア、そして世界を深く結びつける最先端の航空機をお届けできることを光栄に思います」と歓迎の意を示しました。
高い燃費効率を活かした路線戦略に直結する今回のフリート更新により、アジア太平洋地域における同社の国際線ネットワークの競争力が一段と強化されることが期待されます。Photo : Boeing




