日本航空(JAL)グループは2026年7月21日、インバウンドの地方送客を通じて地域経済の活性化を促進する施策の第一弾として、台北路線の強化を発表しました。政府が掲げる「2030年までにインバウンド6,000万人」という目標の達成を強力に後押しするとともに、特定の都市部に観光客が集中するオーバーツーリズムの課題解決を目指します。
今回の施策の柱の一つとして、大阪/関西~台北/桃園線を約2年ぶりに季節運航します。9月から10月にかけてのシルバーウィークや中秋節など、日台双方の旅行シーズンに合わせたものであり、2026年9月18日から10月12日までの特定日に787-9型機を使用して運航します。これにより、旺盛なインバウンド需要を関西エリアへダイレクトに取り込む狙いがあります。
また、日本トランスオーシャン航空(JTA)が運航する沖縄/那覇~台北/桃園線についても、2026年下期ダイヤ(2026年10月25日〜2027年3月27日)での継続運航が決定し、すでに販売が開始されています。台北からほど近い那覇を玄関口としてJALグループの国内線ネットワークと結びつけることで、周辺の離島や日本各地への周遊を促し、観光や経済の交流をさらに活性化させる方針です。
現在、旅行者のニーズは「モノ消費」から、地方ならではの豊かな自然や伝統文化、食文化を体験する「コト消費」へとシフトしつつあります。しかし、地方への二次交通の不便さや情報発信不足といった課題から、その魅力が十分に伝わりきっていない地域が多く存在していました。JALは海外から地方への直行便、いわゆる「地方ダイレクトイン」を拡充することで、知られざる魅力を持つ日本各地へのスムーズなアクセスと観光需要の分散を実現し、地域に新たな経済循環を生み出す持続可能な観光立国の実現に貢献するとしています。
今後はJALグループのリソースをフル活用し、提携航空会社との協業も含め、これらの取り組みをさらに加速させていく構えです。
【運航スケジュール】
JL8667 関西09:10→10:50台北
JL8668 台北12:25→16:05関西
機材:787-9
運航日:9/18・20-22・24・25・27・28、10/9・11・12




