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フィリピン航空、エアバスA350-1000型機を9機追加発注へ

 2026年7月21日、ファンボロー航空ショーにおいて、フィリピン航空はエアバスの最新鋭ワイドボディ機であるA350-1000型機を9機追加導入する覚書を締結したと発表しました。同航空ショーでは、昨日のボーイング787型機の発注に続き、連日で大型機材の導入発表が相次ぐ形となっています。

 今回の合意は、PALホールディングスのルシオ・C・タン3世社長兼最高執行責任者(COO)と、エアバスの民間航空機部門幹部らによって交わされました。契約が正式に締結されれば、フィリピン航空によるA350-1000型機の発注数は合計18機へと倍増することになります。

 すでに2026年に入ってから最初の2機が引き渡されており、同機はフィリピン航空の新たなフラッグシップ機として位置づけられています。今後、マニラと北米の東海岸やカナダを結ぶ直行便など、同社の長距離路線ネットワークのさらなる拡充に貢献することが期待されています。

 新たに導入される機材の客室は、合計382席の3クラス制となる予定です。プライバシードアを備えたフルフラットベッドのビジネスクラスが42席、ゆったりとしたプレミアムエコノミーが24席、そしてエコノミークラスが316席という構成で、全クラスにおいて最新の機内エンターテインメントシステムと通信接続環境が提供されます。

 PALホールディングスのルシオ・C・タン3世社長は、東南アジアで唯一A350-1000型機を運航する航空会社として、同機の航続距離や燃費性能、乗客の快適性を高く評価しており、今後長きにわたって国際線運航の要になると述べています。また、エアバスのセールス担当エグゼクティブ・バイスプレジデントであるブノワ・ド・サンテグジュペリ氏も、長距離路線のリーダーであるA350-1000は、競争の激しい太平洋横断市場においてフィリピン航空の将来のネットワーク構築に最適なプラットフォームであると歓迎の意を表しました。

 エアバスA350-1000型機は、最大9,700海里(約18,000キロメートル)の直行飛行が可能な最新鋭機です。軽量素材の採用やロールスロイス製の最新エンジンにより、従来機と比較して燃料消費量、運航コスト、および二酸化炭素排出量を25%削減できる優れた環境性能を誇っています。A350ファミリーは、2026年6月末時点で世界中の68の顧客から1,595機の確定発注を獲得しており、最も成功したワイドボディ機の一つとして航空業界を牽引しています。Photo : Airbus

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