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【世界記録】エアバスA350-1000ULR、24時間24分の超長距離飛行を達成 着陸直前には余裕のゴーアラウンドで記録を延ばす

 カンタス航空の超長距離直行便計画「プロジェクト・サンライズ」に向けた試験機であるエアバスA350-1000ULR(機体記号:F-WULR)が、オーストラリアのメルボルンからフランスのトゥールーズまでのテストフライトにおいて、24時間24分というノンストップ飛行の世界記録を樹立して帰還しました。

 この驚異的な飛行時間は、メルボルンを出発後、通常の北西に向かう最短ルートではなく、太平洋、アメリカ大陸、そして大西洋を横断する東回りのルートを選択したことで実現しました。この過酷なフライトは、機体性能や燃料システムの限界値を検証する究極の耐久テストとして実施されたものです。

メルボルン到着時
メルボルン離陸時

 さらに特筆すべきエピソードとして、同機はトゥールーズへの着陸直前にあえてゴーアラウンドを実施しました。これにより、この歴史的な偉業となる飛行時間をさらに数分間上乗せするという、開発チームの自信と遊び心を感じさせる幕引きとなりました。

 この前人未到のフライトは世界中で大きな関心を集め、航空機追跡サイト「Flightradar24」では、着陸の瞬間までに12万5,000人以上が同機の軌跡をリアルタイムで追跡しました。

 今回の極限の実証飛行を成功させたことは、民間航空機における「距離と時間の壁」を打ち破る歴史的なマイルストーンとなります。オーストラリア東海岸とニューヨークやロンドンを直行便で結ぶ「プロジェクト・サンライズ」の実現に向け、A350-1000ULRはその圧倒的な航続性能と信頼性を証明しました。Photo : Airbus

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