エアバスのギヨーム・フォーリCEOは、7月末に行われた上半期の決算発表において、現在開発を進めている新型貨物機「A350F」の初飛行スケジュールが、2026年末までにずれ込む見通しであることを明らかにしました。同社はこれまで、2026年第3四半期の初飛行を計画していたため、実質的な後倒しとなります。
今回の初飛行スケジュールの見直しにもかかわらず、エアバスは型式証明の取得および初号機の納入時期について、2027年末を目標とする従来の方針を維持しています。A350Fの就航時期については、スピリット・エアロシステムズ社をはじめとするサプライチェーンの課題などを背景に、2025年初頭の段階で「2027年下半期」へと延期されることがすでに発表されていました。
現在、フランスのトゥールーズ工場では飛行試験に向けた2機のテスト機の組み立てが進行しています。2027年末の初号機納入という目標に間に合わせるため、初飛行後には、タイトなスケジュールでのテストおよび認証が実施される予定です。
ICAO(国際民間航空機関)の新しい環境基準により、ボーイング777Fなどの現行世代の貨物機は2027年以降の生産が制限されるため、次世代大型貨物機市場におけるA350Fの開発進捗には引き続き大きな注目が集まります。Photo : Airbus




