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かつて日本路線も運航していたバンブーエアウェイズ、8月以降の国内線予約がほぼ停止状態に 経営再建で正念場か

 かつて日本路線も運航し、ベトナムを拠点とするバンブーエアウェイズが、経営再建において極めて重要な局面を迎えています。現地メディアの報道および同社の予約システム上の動向から、8月以降の運航規模がさらに縮小され、主力路線を含む国内線の予約が事実上停止状態にあることが明らかになりました。

 同社の公式ウェブサイトやオンライン発券システムでは、7月末時点から、ハノイ〜ホーチミン線やダナン線といった主要な国内線において、8月1日以降のフライトが検索・予約できない状態が続いています。また、ハノイ〜麗江間のチャーター便についても、「事業計画の調整」を理由に8月1日からの運航停止が公式に発表されました。

 これらの運航縮小の背景には、財務状況の悪化があるとみられています。一時期はワイドボディ機を含め40機以上を保有し、長距離国際線にも進出するなど急成長を遂げた同社ですが、親会社であるFLCグループの経営トップ交代などの混乱から、事業規模の大幅な見直しを迫られています。現地報道によれば、空港使用料やサプライヤーに対する未払い金が膨らんでいるほか、税金滞納も指摘されており、資金繰りの厳しさが浮き彫りとなっています。

 しかし、これは同社が事業を完全に停止したことを意味するものではありません。8月に入ってからもマカオ〜ダナン間などの一部フライトは運航が確認されており、公式SNSを通じた発信も継続されています。また、経営の立て直しに向けた新たな動きとして、親会社のFLCグループは7月31日付で、ボーイング・ベトナムの元責任者であるMichael Vu氏を航空事業担当の副会長に任命しました。これは、外部の専門的な知見を取り入れ、抜本的な再建を図るための強い意志の表れとみられます。

 急激な路線拡大から一転、堅実な路線網への再構築を目指してきたバンブーエアウェイズですが、現在はその再建計画そのものが岐路に立たされています。再び安定した運航体制を築くことができるのか、今後の動向が注視されています。Photo : Bamboo Airways

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