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ルフトハンザ・テクニック、サメ肌フィルム「AeroSHARK」の適用箇所拡大へ 主翼・尾翼向けの次世代素材テストを開始

 ルフトハンザ・テクニックは、パートナー企業であるSurventisと共同で、サメの肌の微細構造を模倣したフィルム技術「AeroSHARK」の次世代に向けた運用テストを開始しました。すでに一部機体で実用化されている同技術ですが、今回のテストは適用箇所をより負荷の大きい「主翼および尾翼」へと拡大するための重要なステップとなります。

 現在運用されているAeroSHARKは、主に胴体やエンジンナセルに適用されており、1フライトあたり約1パーセントの燃料消費と二酸化炭素(CO2)排出量の削減に貢献しています。次なる目標は、このリブレット技術を、主翼や水平・垂直尾翼にも展開することです。しかし、これらの部位は胴体に比べて空気動力学的負荷がより大きいため、従来以上に過酷な環境に耐えうる新たな次世代素材の選定が不可欠となります。

 この課題を解決するため、ルフトハンザ・シティ・エアラインズが運航するA319型機を活用する実証実験がスタートしました。機体には、それぞれ素材構成の異なる20×20センチメートルの透明なフィルムパッチ約70枚が貼り付けられています。今後7ヶ月間にわたり、ミュンヘンとハンブルクを結ぶ通常の短距離路線においてモニタリングが実施され、ハンブルクの技術者が地上駐機中に定期的な検査を行います。最大限の耐久性を持ちながら、貼り付けや洗浄が容易で、剥がした際に跡が残らない最適な素材を特定することが本テストの目的です。

 2026年7月時点で累計37万7,000飛行時間を記録し、2万2,000トン以上の燃料と7万トンを超えるCO2排出量削減をすでに達成しているAeroSHARKですが、ルフトハンザグループは部門間の緊密な連携のもと、航空機のさらなる効率化に向けて技術の進化を推進しています。Photo : Lufthansa Technik

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