ユナイテッド航空は、2026年10月24日より、最新のプレミアムシートを搭載した新仕様のボーイング787-9型機を、ヒューストン発着の東京/成田、サンパウロ、シドニー線に投入する計画であることがわかりました。既に同仕様機での予約の受付を開始しており、同社の重要なハブ空港であるヒューストンを起点に、高単価なプレミアム需要の取り込みを本格化させます。


今回投入される新仕様機は、総座席数をわずか222席に抑えた極めてプレミアムな構成となっているのが最大の特徴です。機内の約半数にあたる99席が上級クラスで占められており、具体的な座席数はビジネスクラスが64席、プレミアムエコノミーが35席、エコノミークラスが123席というレイアウトを採用しています。
ビジネスクラス「ポラリス」には新たにプライバシードア付きのスイート仕様が導入されました。さらに、そのうち最前列の8席は従来のポラリスよりも25パーセント広い空間と専用の同伴者用オットマンを備えた「ポラリス・スタジオ」として設定され、最上位顧客に向けたプロダクト競争力を大幅に引き上げています。また、プレミアムプラス(プレミアムエコノミー)も35席へと拡張されて最新のシートに刷新されたほか、123席となるエコノミークラスにもより大型のモニターが搭載されるなど、機内全体で快適性が追求されています。
最初のハブ空港としてヒューストンが選定された背景には、エネルギー産業をはじめとする強力な法人需要の存在があると考えられます。ユナイテッド航空は、エコノミークラスの座席供給量を削ってでも、長距離国際線における1座席あたりの収益性を最大化する方針を打ち出しています。スコット・カービーCEOが推進するこの戦略は、激化する米系航空会社間のサービス競争において、同社を確固たる国際プレミアムエアラインとして位置づけるための重要な一手となります。Photo : United Airlines




