アメリカ連邦航空局(FAA)は現地時間2026年8月3日、ボーイング737MAXシリーズの最小モデルである「737MAX 7」に対し、型式証明を交付したと発表しました。これにより、約10年に及んだ審査プロセスが完了し、製造および納入に向けた最終的な許可が出たことになります。
今回の承認は、飛行制御ソフトウェアのアップデート、乗員警告システム(EICAS)の改善に加え、防氷システムの再設計など、国家運輸安全委員会(NTSB)の勧告を含む複数の要件を満たしたことで実現しました。エンジン入口の過熱による構造的損傷を防ぐための設計変更などが盛り込まれています。
ボーイングは今年4月の決算発表時点で、2026年中の型式証明取得、2027年の初号機納入を見込んでおり、今回のFAAの承認により、このスケジュールに向けた大きなハードルを越えたことになります。MAX7のローンチカスタマーであり、世界最大の737フリートを運航するサウスウエスト航空は、老朽化した737-700型機の更新機材として長らく同機の納入を待ち望んでおり、今後の路線計画への影響も注目されます。
残る派生型は最大サイズの「737MAX10」のみとなります。MAX10は現在、型式証明に向けた最終フェーズであるFAAによる認証飛行試験(TIA)を実施中であり、こちらも2026年後半の認証取得に向けたプロセスが順調に進んでいるとみられます。なお国内ではスカイマークが導入を予定しています。Photo : Boeing
ボーイング、737-7の飛行試験完了、737-10は98%まで消化し最終局面 「Give a damn」精神で現場の意識改革も




