日本航空(JAL)の長距離国際線用フラッグシップ機であるエアバスA350-1000型機(機体記号:JA10WJ)が、2026年8月4日、約7ヶ月半ぶりに定期便での運航に復帰しました。復帰初便となったのは、羽田発ロンドン・ヒースロー行きのJL043便です。
同機は羽田空港第3ターミナルの113番スポットからスポットアウトし、34Rからロンドンへ向けて離陸しました。ロンドン・ヒースロー空港には、現地時間同日の午後3時55分に到着する予定となっています。





「JA10WJ」は、昨年2025年12月14日未明、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港にて不運な地上トラブルに見舞われ、長期間の戦線離脱を余儀なくされていました。羽田発のJL4便として到着し所定のスポットに駐機していたところ、トーイング中であったアルキア・イスラエル航空のA330-200型機(9H-ALC)の右主翼が、停止していたJA10WJの機首部分に接触。この事故により、左側コックピット窓および周辺の機体構造部が損傷する事態となりました。

同機は2025年7月に受領したばかりの機材であり、就航からわずか半年でのアクシデントでした。炭素繊維複合材料を多用する最新鋭機であるため、修復には製造元のエアバス社や航空当局との連携のもと、現地で慎重な作業が進められました。約7ヶ月半に及ぶ入念な修理とテストフライトを経て、先月末の7月31日夜にフェリーフライトとして羽田空港へと帰還。国内での最終点検等を経て、本日のロンドン線から定期便への復帰を果たしました。
JALは同機の長期離脱中、国際線フラッグシップを1機欠いた状態での運用となっており、北米線を中心とした主要路線において他機種への変更対応など機材繰りに苦心する場面もありました。今回「JA10WJ」が再びライン投入されたことで運用に大きな余裕が生まれ、ロンドン線をはじめとする長距離国際線ネットワークのさらなる安定運用と拡大が期待されます。
JALのA350-1000「JA10WJ」が約7ヶ月半ぶりに羽田へ帰還へ JFKでの修復終えフェリーフライトが離陸 本日22:30に羽田に到着予定



