ルフトハンザドイツ航空のカールステン・シュポアCEOは、今年6月にフランクフルト空港で駐機中に前輪が格納される事故を起こしたボーイング787-9型機(機体記号:D-ABPQ)について、損傷部分の修理を経て年内に定期便へ復帰させる見通しであることを明らかにしました。8月4日に行われた第2四半期決算発表の会見で言及したもので、同機の運用ラインへの復帰が有力となっています。
ドイツ連邦航空事故調査局(BFU)の中間報告書によると、この事案は2026年6月4日、フランクフルト空港のターミナルで長距離便の出発準備を行っていた際に発生しました。当時、機内には技術者や乗務員、地上スタッフが立ち入っており、コックピット内で技術者がテストを実施していたところ、予期せずノーズギアが格納される事態となり、機首および両エンジンのカウル部分が地面に激突しました。

その後の現場調査において、駐機中にギアが動くのを防ぐ前輪用のロックピン(ダウンロックピン)が、所定の穴に挿入されていなかったことが確認され、整備作業でギアの格納操作を行った際に格納されてしまったことが原因とみられています。
なお同様のトラブルは2021年にブリティッシュエアウェイズでも発生していますが、当該機は修復を終えて運航ラインに復帰してます。Photo : BFU
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