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キャセイグループ、2026年上半期決算で62億香港ドルの黒字を計上 今後10年で150機導入、2027年の成田ラウンジ刷新も発表

 キャセイグループは8月5日、2026年上半期の中間決算を発表しました。親会社株主に帰属する利益は、前年同期の37億香港ドルから大幅に増加し、62億香港ドルを計上しました。

 好調な決算の背景には、航空会社および子会社の利益拡大があります。同部門の利益は前年の38億香港ドルから49億香港ドルへと増加しました。また、関連会社の業績も前年の1億8,100万香港ドルの損失から、当期は4億1,000万香港ドルの黒字へと大幅に改善しています。なお、今回の利益には、保有する中国国際航空株式の持分比率低下に伴う、約14億香港ドルのみなし一部売却益による一時的な利益(10億香港ドル)も含まれています。

 同グループは中長期的な成長を見据え、機材、客室プロダクト、ラウンジ、およびデジタル分野に対して約1,500億香港ドルを投資する計画を明らかにしました。

 機内プロダクトの刷新はすでに進行しており、777-300ER型機には新ビジネスクラス「アリア・スイート」や新プレミアム・エコノミーを順次導入しています。さらに2026年末までには、リージョナル路線を担うエアバスA330型機にも新ビジネスクラス「アリア・スタジオ」を導入する予定です。ナローボディ機のエアバスA321neo型機においても、一部座席を削減してエコノミークラスの足元スペースを拡大するなど、既存機材の居住性向上にも抜かりなく取り組んでいます。

 地上サービスにおいては、香港国際空港の旗艦ラウンジ「ザ・ウィング」ファーストクラスラウンジを今年初めにリニューアルオープンしました。今年後半には、ニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港第6ターミナルにキャセイ初となる自社ラウンジを開設するほか、2027年には香港の「ザ・ウィング」ビジネスクラスラウンジに加え、東京・成田空港のキャセイパシフィック・ラウンジの刷新も予定されており、日本市場でのサービス強化も期待されます。

 貨物部門のキャセイカーゴについても、今後の需要増を見据えてエアバスA350F貨物機の発注を8機に増やしたほか、エアホンコン向けにA330P2F改造貨物機1機のリース契約を締結し、輸送能力の拡充を図っています。

 同グループは今後の展望として、市場環境が良好に推移することを前提に、今後10年間で150機の新機材を導入し、就航ネットワークを150都市へと拡大する野心的な目標を掲げています。香港の国際航空ハブとしての地位をさらに強固なものにし、アジアのみならずグローバルなネットワーク拡充に向けたキャセイの攻勢が今後も続きそうです。Photo : Cathay Pacific

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