スイスインターナショナルエアラインズの最新の機材計画において、同社が運航するエアバスA220-100型機を2027年末までに全機退役させる方針であることが明らかになりました。2016年に同機のローンチカスタマーとして世界に先駆けて運航を開始してから、わずか10年余りでの早期退役となります。
この計画の背景にある最大の要因は、搭載するプラット・アンド・ホイットニー(P&W)製エンジンの供給不足と、世界的に深刻化しているサプライチェーンの問題です。同社は現在、より大型で収益性に優れたA220-300型機をナローボディ機の主力として運用しています。限られたエンジンリソースや予備部品を同型機の維持に優先して割り当てるため、小型の-100型機を運航ラインから外す選択を余儀なくされました。
実際に、かつて9機保有していた同型機のうち、現在稼働しているのは半数以下に留まっています。すでに運用から外れた一部の機体は、A220-300型機を稼働させ続けるための部品取りとして、早期に解体が進められています。
また、運航効率を高めることも重要な狙いとなっています。座席数の少ない-100型機と多い-300型機が混在する運用は、乗員のスケジュール管理や整備リソースの分散を招いていました。より座席数が多く経済性に優れる-300型機へ一本化することで、機材計画全体を最適化できるという判断が働いた形で、同社のA220-100型機は当初想定よりも早く姿を消すことになります。Photo : SWISS
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