中国国産旅客機「C919」が、国際線への本格進出を果たしました。中国国際航空は2026年8月12日、北京首都国際空港とモンゴルのチンギス・ハーン国際空港を結ぶ路線にC919を投入し、同機にとって初となる国際定期便の運航を開始しました。
初便となったCA723便は、現地時間午後3時に北京を離陸し、午後5時過ぎにウランバートルへ無事に到着しました。現地では就航を祝うウォーター・サルートの熱烈な歓迎を受けました。同路線は今後、1日1往復のデイリー運航が予定されており、復路のCA724便はウランバートルを午後6時30分に出発し、午後8時35分に北京に帰着するダイヤが組まれています。
✈️#China‘s domestically developed #C919 large passenger aircraft landed safely in Ulan Bator, capital of #Mongolia, on Wednesday afternoon. The plane, Air China’s CA723, was greeted with a water salute. The flight from Beijing marked the opening of C919’s first international… pic.twitter.com/93TuRB1C6S
— CCTV Asia Pacific (@CCTVAsiaPacific) August 12, 2026
COMACによって開発されたC919は、ボーイング737やエアバスA320型機と直接競合するクラスのナローボディ機です。これまでは香港路線などでの運航や、シンガポール、ドバイでの展示飛行にとどまっていましたが、一般旅客を対象とした国境を越える国際定期路線への就航は今回が初めてとなり、この歴史的なフライトは、C919が国内での習熟段階を終え、国際市場における定期旅客輸送という新たな段階に突入したこと意味します。
長年にわたり欧米の二大メーカーが独占してきた世界の民間航空機市場において、中国は自国産業の育成と世界的な競争力の獲得を国家戦略として掲げています。欧米の航空規制当局からの型式証明取得や、生産能力の大幅な引き上げなど、本格的なグローバル展開に向けた課題は依然として残されているものの、今回の国際線就航は、C919が国際基準での運航データを蓄積し、将来的な海外市場開拓に向けた重要な足がかりになると考えられます。Photo : Air China
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