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羽田空港D滑走路破損、第2回対策検討委員会における委員等の発言

 既報の通り国土交通省は、2026年7月28日に羽田空港D滑走路破損事案対策検討委員会の第2回目の会合を実施しましたが、同会合における委員等の発言が公開されました。

 2026年5月下旬、羽田空港D滑走路にて離陸滑走中の航空機(スカイマーク便および日本航空便)のタイヤバーストが連続して発生しました。原因調査と国交省の点検の結果、D滑走路特有の埋立部と桟橋部を接続する「ゴムジョイント」内の鋼製部材が破損してめくれ上がり、それが鋭利な障害物となってタイヤを損傷させた可能性が高いことが判明しました。

 国交省は破損部材の撤去や補修材の充填といった緊急措置を施し、点検頻度も週2回へと大幅に引き上げました。しかし、空港の安全機能を長期的に担保するためには、対症療法ではない根本的な解決が不可欠です。

 そこで、専門的な見地から原因究明と抜本的な対策を講じるべく「羽田空港D滑走路破損事案対策検討委員会」が設置されました。同委員会は、三次元解析などを用いて破損メカニズムを科学的に究明するとともに、夜間の限られた作業時間などの条件も踏まえ、新たな構造の伸縮装置への交換を含む、長期的な再発防止策を取りまとめることを目的としています。

 第2回目の会合では、委員等から以下の発言があったことが公表されています。

◆タイヤバーストに至る外的要因の発生場所、タイヤバーストが発生した場所を特定できるような客観的なデータを複合的に見ていくとよい。
◆タイヤバーストの原因は鋭利な物体などの外的要因とされるが、質疑を通して、その外的要因の形状等の詳細をタイヤの痕跡を基に特定することは非常に難しいと理解した。
◆羽田空港D滑走路破損事案の調査の計画について、多様な視点での計測・解析から論理的な進め方になっている。今後、調査結果を整理し発信することで、空港に限らず、他のインフラにおける維持管理にも役立てていただきたい。
◆ゴムジョイントの破損メカニズムを十分に解明した上で対策に反映すべきである。
◆ゴムジョイント部の新たな構造は、フェールセーフを重視し、万が一破壊に至っても航空機に影響を与えない構造を考えることが重要である。
◆新たな構造の案 2 の樹脂系補修材について、空港では一般的なものであり、適用可能性は高く、懸念点は少ないと考えられる。


Photo : 国土交通省

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