FSC 航空ニュース

ANAとウィード、安全性と操作性を極めたグランドハンドリング専用グローブを共同開発

 全日本空輸株式会社(ANA)と株式会社ウィードは、現場の視点に基づき、高い安全性と細かな操作性を両立させたグランドハンドリング専用グローブ「ZIZAI ZI-572」を共同開発したと発表しました。この専用グローブは、2026年9月1日よりANAグループのグランドハンドリング従事者に向けて一斉に導入されます。

 これまで現場で使用されてきた綿軍手や既製品の耐衝撃手袋では、手の保護という安全性と、タブレット端末への入力といった細やかな操作性の両立に課題がありました。そこで両社は、駐機場で1トンを超えるコンテナを制限時間内に精確に搬送する作業員の動きなどを詳細に観察し、グランドハンドリング従事者の動きに特化した設計を行いました。ANAグループが現場で蓄積したノウハウと、WONDER GRIPブランドを展開するウィードのゼロベースの開発力が結集されています。

 新たに開発されたグローブは、ベース生地に18ゲージの薄手繊維を採用するとともに、衝撃緩衝材を指先のみに配置することで、安全性と細かな操作性の両立を実現しています。安全性に関しては、指先に米国の厳格な規格であるANSI/ISEA 138に準拠した衝撃保護プロテクションを備え、さらに欧州規格EN388における耐切創レベルCを取得しており、機材やコンテナによる怪我のリスクを低減します。加えて、理学療法士の監修のもと、重量物のハンドリングに伴う手首への負担を軽減するリストベルトも装備されています。

 操作性の面では、特殊コーティングが施されており、すべての指でスムーズな画面操作が可能です。また、デザイン面では手の甲の部分にANAのロゴがあしらわれ、個人の名前を記載できる仕様となっています。

 ANAとウィードは、この新しい専用グローブを通じて安全かつ快適な作業環境をサポートし、今後もグランドハンドリング業務を力強く後押ししていくとしています。Photo : ANA

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