ベトナムのベトラベル航空は2026年9月11日、エアバスから次世代航空機50機を導入する基本合意書(LOI)を締結したことを発表しました。本合意は同年9月10日にフランス・パリのエリゼ宮において、ベトナムのトー・ラム書記長兼国家主席とフランスのエマニュエル・マクロン大統領の立ち会いのもとで署名されたものです。両国首脳の外交舞台に合わせた発表であり、今後は確定発注に向けた詳細な契約手続きが進められる見通しです。

今回導入が計画されている50機の内訳は、A220が20機、A321ファミリーが30機となっています。A321には、最新鋭のA321neoおよび超長航続型であるA321XLRが含まれます。両機種の受領は2029年から開始される予定であり、同社は機材ごとの明確な役割分担を通じて中長期的なフリート戦略を推進していきます。
座席数160席クラスのA220は、これまで直行便が就航していなかった未開拓市場への路線開設を担う戦略的機材として位置づけられ、高い燃費性能を活かして新規需要の創出を狙います。一方のA321ファミリーは、需要の旺盛な路線の強化に加え、アジア圏から南アジア、中央アジア、そして一部の中東市場といった中長距離国際線への進出を支える主力機として運用される計画です。
現在、同社は国内主要都市のほかバンコクや深センへの国際定期便を運航していますが、2026年下半期にもさらなる機材を追加し、1日あたり80〜90便規模へと運航体制を拡大する方針を示しています。Photo : Vietravel Airlines




