エーデルワイス航空は、最新の客室仕様を施したA350型機による予約受け付けを開始しました。新仕様の機材は2027年6月上旬から長距離路線に順次投入される予定です。

■ 導入スケジュールと主要目的地
最初の目的地には、タンザニアのキリマンジャロとザンジバル、ナミビアのウィントフック、カナダのハリファックスが選ばれています。その後も新キャビン搭載機が段階的に追加され、2027年10月上旬までには同社が保有する全6機のA350で改修が完了する計画です。
■ クラス別新キャビンの特徴
モダンなデザインと高品質な素材が組み合わされた新キャビンは、全クラスにおいて快適性とプライバシーが大幅に向上しています。
◇ビジネスクラス & ビジネススイート◇
全席から通路へ直接アクセス可能な1-2-1の配列となり、すべてのシートがフルフラットベッドに切り替え可能です。さらに、最上級の「ビジネススイート」が4席限定で導入され、開閉式のドアや広々とした専用スペース、32インチの大型モニターを備えることで、比類のないプライベート空間を実現しています。


◇プレミアムエコノミークラス◇
2-3-2の配列で、約1メートルのゆとりあるシートピッチを確保しています。座席には後部座席の空間を圧迫しないハードシェル型のシートが採用されたほか、ウェルカムドリンクや陶器の食器で提供される機内食、無料のアルコール飲料、ノイズキャンセリングヘッドホンなど、ワンランク上のサービスが提供されます。


◇エコノミークラス◇
足元のスペースが約3センチメートル拡大され、シートのリクライニング角度もより深くなりました。


■ 最新の機内テクノロジー
通信およびエンターテインメント環境も最新のテクノロジーへとアップデートされています。乗客は「Travel ID」または「Miles & More」のサービスカード番号を入力するだけで、スターリンクの技術を活用したルフトハンザ・グループの高速Wi-Fiを無料で利用でき、空の上でも自宅と同様のインターネット通信が可能となります。また、全席に4K対応モニター、Bluetoothオーディオ、高性能のUSB-CおよびUSB-Aポートが完備され、プレミアムエコノミー以上のクラスではワイヤレス充電機能も標準装備されています。
■ 改修の背景(元LATAM機からの本格的な改修)
なお、エーデルワイス航空が現在導入を進めているA350-900は、元LATAM航空で運用されていた機材です。昨今の世界的なサプライチェーンの乱れにより、導入初期は自社の新しいキャビン製品を搭載することが困難であったため、LATAM航空時代のキャビンを流用し暫定的に運航を行っていました。今回の改修は、部品調達の目処が立ったことから、当初の計画通り自社ブランドの仕様へと本格的なレトロフィットを実施するものです。
エーデルワイス航空のベルント・バウアーCEOは、「新キャビンの導入により、プレミアムシートの総数を従来の30席から60席に倍増させます。これにより、プレミアム・レジャー航空会社としての我々の基準を満たし、お客様の多様なニーズに応えていく」と述べています。Photo : Edelweiss Air




