韓国のLCCのイースター航空の親会社、VIGパートナーズが、中長距離路線を展開するハイブリッド航空会社エアラインのエアプレミアの経営権買収に向けて本格的な動きを見せている模様です。
Chosun Bizをはじめとした現地報道によると、韓国系プライベート・エクイティ・ファンド(PEF)のVIGパートナーズは、エアプレミアの経営権取得に向けた資産査定に着手したとされています。
今回の買収推進が実現した場合、韓国のLCC市場に大きな変化をもたらす可能性があると考えられます。イースター航空は現在、737型機を主力に日本や東南アジア、中国などの中短距離路線網を急速に再構築しているところです。一方で、エアプレミアは787-9型機にて、ロサンゼルスやニューヨークなどの太平洋長距離路線を運航しています。両社のネットワークや保有機材には重複がほとんど見られないため、仮に同一傘下に入った場合には機材運用やネットワークの補完関係において高いシナジーが見込めるのではないかとみられています。
またイースター航空は、以前から787型機の導入を検討していることもわかっており、既に中長距離路線の開設に前向き姿勢であることから、今後この買収に向けた動きが加速することも考えられます。
韓国においては、大韓航空とアシアナ航空の統合に伴って誕生する「メガLCC(ジンエアー、エアプサン、エアソウルの統合)」に対抗するための戦略的判断ではないかと受け止められており、大韓航空グループの再編と連動し、韓国航空業界の勢力図を塗り替える動きとなるのかどうか、今後の動向が注目されるところです。Photo : Eastar Jet




