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エアアジア、パイロットと客室乗務員の薬物検査を完了 全員陰性を確認

 エアアジア・グループは、エアアジア・マレーシアおよびエアアジアXに所属するすべての現役運航乗務員を対象とした薬物検査を完了し、全員の陰性が確認されたと発表しました。

 今回の検査は、両社で現在稼働しているすべてのパイロットおよび客室乗務員を対象に実施されたものです。この全数検査が実施された背景には、2026年7月下旬に発覚した競合他社であるマレーシア航空のパイロットによる大規模な違法薬物密輸事件があります。

 同年7月30日、マレーシア航空のパイロットがクアラルンプール発ジャカルタ行きの便に乗務後、到着したスカルノ・ハッタ国際空港において、手荷物から大量のMDMA(合成麻薬)などが発見され、インドネシア当局に逮捕されるという事件が発生しました。この事態を重く見たマレーシア・アビエーション・グループ(MAG)は、直後の8月中旬までに傘下の全パイロット約1,260名を対象とした薬物検査を急遽実施(全員陰性と発表)していました。こうしたマレーシア航空の不祥事に端を発し、同国内の航空業界全体でパイロットや客室乗務員の乗務適性や薬物管理に対する監視の目が急速に厳しくなっていました。

 エアアジアによる今回の全数スクリーニングは、この事件を背景に、自社の運航体制の健全性と透明性を迅速に証明するために実施されたものと言えます。

 エアアジア・グループのスレシュ・バンガーCOOは、「安全性とセキュリティはエアアジアのあらゆる活動の基盤であり、薬物使用に対しては一切妥協しないゼロ・トレランスの姿勢を貫いています」とコメントしました。また、すべてのパイロットや客室乗務員に対して定期的な薬物・アルコール検査を含む厳格な要件を課しているとし、「これにより、当社の運航乗務員が安全かつプロフェッショナルに職務を遂行できる状態にあることを保証しています」とその意義を強調しています。

 同社は今後も、これらの厳密な安全基準を全運用にわたり維持していく方針を示しています。

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