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イベリア航空、A350型機の包括的な重整備認可を取得 MRO事業の競争力を強化

 スペインのイベリア航空の整備部門であるイベリア・メンテナンスは、スペイン航空安全・セキュリティ庁(AESA)より、自社が保有するA350型機に対する重整備を実施する認可を初めて取得しました。これにより、同社は最新鋭ワイドボディ機の整備体制において重要な節目を迎えました。

 今回の認可取得は、2024年末から約2年間にわたり推進されてきたプロジェクトの成果です。この期間中、エンジニアリング、生産管理、部品調達、ITシステム、さらにはスタッフのトレーニングに至るまで、150を超える多岐にわたる項目で厳格な基準構築と改善が行われ、重整備を遂行する能力が証明されました。

 この新たな認可により、イベリア航空は現在運用している23機のA350型機に対し、あらゆるレベルの整備を22万2,000平方メートルを誇る自社の整備施設で完結させることが可能となります。従来、大規模な重整備を実施する際は外部の認定施設へ機体をフェリーする必要がありましたが、今後はその移動時間や関連コストが大幅に削減され、機材運用の効率化が期待されます。

 また、今回の成果は自社機材の整備にとどまらず、イベリア・メンテナンスのビジネス展開においても大きな意味を持ちます。100年近い歴史を持ち、現在も他社を含む120以上の顧客を抱える同部門にとって、需要が高まるA350の包括的な整備能力を確立したことは、世界の航空MRO市場において新たな整備受託を獲得し、業界での地位をさらに強固にするものとなります。Photo : Iberia

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