ベトナムを拠点とするサン・フーコック航空は現地時間9月22日、同社初となるワイドボディ機、A330-200型機(VN-A969)を受領したと発表しました。同機は14時48分に拠点のフーコック国際空港に到着しており、今後の長距離国際線ネットワーク拡大に向けた重要なマイルストーンとなります。



今回受領したA330-200型機は、元々USエアウェイズに納入され、その後アメリカン航空で運用されていた機体です。2020年の退役後はアメリカで保管されていましたが、この度サンフーコック航空の長距離路線用機材として大規模な改修を受け、ベトナムへ到着しました。同社は最大40機の787-9型機を発注していますが、受領は2031年以降となる予定です。そのため、今回導入されたA330-200は早期に長距離国際線へ進出するための戦略的な架け橋として位置づけられており、計8機が順次導入される計画です。
同社はこのA330型機の導入により、これまで運航してきた近距離路線から一気にネットワークを拡大する構えです。同機材は日本をはじめ、ロシア、カザフスタン、オーストラリアなどへの長距離路線への投入が計画されています。日本路線の具体的な就航都市や時期は今後発表される見込みですが、フーコック島と日本を直接結ぶ新たな選択肢として、双方のレジャー需要喚起に大きく寄与することが期待されます。
客室はビジネス、プレミアムエコノミー、エコノミーの3クラス制で、計247席仕様となります。ビジネスクラス(20席)は1-2-1配列の180度フルフラットシートを採用し、プレミアムエコノミー(21席)は最大38インチのゆとりあるシートピッチを確保、エコノミークラス(206席)は2-4-2配列となっています。全席に個人用モニターが完備されているほか、近日中に機内Wi-Fiサービスも開始される予定です。
また、今後の長距離路線展開を見据え、ビジネスクラスを皮切りにミシュラン水準の機内食を順次提供していくとしており、新しい機材とともに機内体験の向上にも力を入れています。Photo : Sun PhuQuoc Airways




