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ボーイング787、ANAへの初号機納入から本日9月26日で15周年 累計1,300機超で空の旅を変革、新派生型の検討も示唆

 ボーイングは、中型旅客機「787ドリームライナー」が2011年にローンチカスタマーである全日本空輸(ANA)へ初号機を引き渡してから本日(2026年9月26日)で15周年を迎えたことを記念し、これまでの実績と今後の展望を総括しました。ワイドボディ機として史上最速のペースで1,300機以上を納入し、これまで直行便が存在しなかった都市間に550以上の新規路線を開拓するなど、航空ネットワークの構造を変革してきた歩みを振り返っています。

 15年前の今日、米ワシントン州エバレット工場で500人を超える従業員が見守る中、当時のANA・伊藤信一郎社長へ記念の鍵が手渡されました。これまでに787ファミリーが運航された国は85カ国以上に達し、累計搭乗者数は10億人を突破しています。大型機並みの航続距離と高い燃費効率を中型機のキャパシティで実現したことで、需要が限られる都市間同士を結ぶポイント・トゥ・ポイント路線を世界各地で成立させ、長距離路線のビジネスモデルそのものを塗り替えてきました。

 もっとも、その歩みは順風満帆なものばかりではありませんでした。プログラム初期には開発・納入の大幅な遅延に見舞われ、就航直後には初期トラブルによる信頼性の課題にも直面しています。2011年当時に顧客サービス部門を率いた民間航空機プログラム担当シニア・バイスプレジデントのマイク・フレミング氏は、プログラム初期の課題を認めたうえで、チーム一丸となって運航信頼性の向上に注力したと回顧しました。現在では短距離の国内幹線から超長距離国際線までを担う、航空各社のフリートにおいて最も汎用性の高い主力機としての地位を確立したと強調しています。

 今後の展望について、2011年にチーフプロジェクトエンジニアを務めた製品開発担当バイスプレジデント兼ゼネラルマネージャーのマイク・シネット氏は、787ファミリーが将来的にさらに数千機規模で納入を伸ばす可能性があると指摘しました。今後も機体のアップデートを継続していく姿勢を示すとともに、「別のバージョン(派生型)の検討も進めていく」と明言し、プログラムのさらなる長期的な拡張に意欲を見せています。Photo : Boeing

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