アメリカ発便において、成田空港を経由し他国へ向かう乗り継ぎ客の保安検査を国交省と成田空港は4月から省略する方針であることが明らかになったと四国新聞社が報じました。
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国交省とアメリカ側が合意したとの事で、成田空港はアメリカ~アジア線のハブ空港として利便性を高めたい考えのようです。
現状は全ての乗継旅客に対し、手荷物検査や金属探知の検査を行っていますが、日本同等の保安体制と確認できた国からの旅客の同検査は省略が可能となっており、4月3日から便を限定して試験的に運用を開始する予定です。
成田空港は現在北米からアジアを乗り継ぐ際の拠点空港となっていますが、最新機材による直行便化や、仁川空港、浦東空港、北京空港、香港空港などの影響を受け、乗り継ぎ客の減少が続いています。
また、2020年の羽田空港の発着枠拡大に伴い、多くのアメリカ便が羽田空港に移管されることが予想されておりハブ空港としての地位低下の恐れが指摘されています。
なお、現在アメリカ側では、申請された羽田発着路線のDOTによる審査が行われており、路線申請された空港の地元自治体や企業などからの路線開設へ向けた要望書が提出されるなど議論が活発化しており、最終決定までは暫く時間がかかることが予想されます。
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