2018年、成田に就航が予定されているタイライオンエアですが先月受領した新造機のA330-300の内容と今後の計画が明らかになりました。海外紙AviationPROSが報じています。
画像引用: Thai lion air facebook
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・機材についてですが、現在保有している1機に加え、今月中に2機受領予定となり、しばらくは3機での運用になるようです。
・今月12月からバンコク・ドンムアン~チェンマイ、プーケット線に投入。その後は2018年第一四半期にプーケット~上海線に投入予定。
・成田、仁川の就航は当局の認可が下り次第2018年中に就航予定
まず座席ですが全392席にモニターを搭載し無料で利用できる予定で、ビジネスクラス(ライフラットシート)18席(2-2-2)、エコノミー374席(3-3-3)が配置されているようです。同機種を運航するエアアジアXはC12席、Y365席の計377席なので、タイライオンエアの方が詰め込むと思われます。
画像引用: Travelwirenews
エアラインファンの方は気づいた方も多いと思いますがタイライオンエアの尾翼のデザインは本国ライオンエアのA330とは異なりインドネシアのライオングループが運営するバティックエアの塗装が施されています。おそらく位置づけ的にはライオンエアとバティックエアの中間といった所でしょうか。
ちなみにバティックエアは世界で初めてLCCがフルサービスキャリア(FSC)を立ち上げたエアラインで、ライオンエアが親会社となっています。今年中にはグループ会社のマレーシア国籍のマリンドエアがバティックエア・マレーシアにリブランドする予定で、バティックエアではビジネスクラスを配置し機内食も提供されています。下記画像はバティックエア・マレーシアにリブランドするマリンドエアのビジネスクラスです。恐らく同レベルの座席が予想されます。
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画像引用: Malindo Air
ライオンエアでは国際線は預入荷物が20kgまでが無料で、また機内食については今のところ情報が見つかりませんでしたが、ライオンブランドで運航するので提供されないのではないかと思います。
成田~バンコク・ドンムアン線はタイエアアジアX、ノックスクート、スクートと競合しますがそれに関して、タイライオンエアのAswin Yangkirativorn CEOは『日本、韓国路線には競合他社が存在し、競争が激しい事も承知しているが、我々の提供する価値に見合った需要が存在すると信じている』とコメントしています。
ここまでで確定情報ではありませんが競合他社の比較をしてみます。
預入手荷物 | Cクラス | モニター | 機内食 | wifi | |
タイライオンエア | 無料 | ライフラット | 有り | 有料※ | 無し |
タイエアアジアX | 有料 | ライフラット | 無し | 有料 | 無し |
ノックスクート・スクート | 有料 | プレエコレベル | 無し | 有料 | 有料 |
※未確定情報
あとはどの程度の金額で提供されるかの問題だと思いますが、後発LCCらしく特色をもったエアラインとなっていて面白いですね。今後LCCとFSCの棲み分けがさらに難しくなりそうです。
就航が待ち遠しいですね!
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