日本国籍のLCCが誕生して早や5年が経ちましたが、せっかくなのでお隣韓国のLCCと規模や就航地を比較してみたいと思います。
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日本 | 韓国 | |
人口 | 1億2千万人 | 5千万人 |
航空会社 | 5社 | 6社 |
国内就航地 | 18空港 | 8空港 |
海外就航地 | 14都市 | 52都市 |
日韓相手国を除く海外就航地 | 12都市 | 32都市 |
保有機数 | 62機 | 123機 |
就航初年 | 2012年 | 2005年 |
【国内就航地】:札幌、函館、仙台、成田、羽田、関空、松山、高松、広島、福岡、大分、佐賀、鹿児島、長崎、宮崎、奄美、那覇、石垣(2018年に釧路、新潟に就航)
【海外就航地】:ソウル、釜山、台北、高雄、香港、セブ、バンコク、マニラ、ホーチミン、上海、重慶、ハルビン、天津、武漢
(2018年にホーチミン運休)
≪韓国国内就航地≫:仁川、金浦、チェジュ、大邱、光州、務安、釜山、清洲
≪韓国国外就航地≫ホノルル、グアム、サイパン、ケアンズ、香港、マカオ、コタキナバル、ビエンチャン、シェムリアップ、セブ、マニラ、クラーク、バンコク、台北(桃園/松山)、高雄、台中、ウランバートル、ホーチミン、ダナン、ハノイ、ウラジオストク、青島、西安、張家界、延吉、ジャムス、上海、三亜、温州、済南、海口、南寧
(日本線)成田、関西、新千歳、福岡、佐賀、熊本、大分、那覇、北九州、中部、松山、鹿児島、宮崎、静岡、高松、広島、米子、長崎、富山、山口宇部
日本LCC保有機数62機(GK21、MM20、JW14、IJ5、DJ2)
韓国LCC保有機数123機(7C31、LJ24、BX24、TW19、ZE19、RS6)
ちなみに大手キャリアは
日本FSC保有機数385機(NH223、JL162)
韓国FSC保有機数257機(KE173、OZ84)
新興航空会社のスカイマーク、スターフライヤー、エアドゥ、ソラシドなんかも含めたら日本は圧倒的ですね。関係ないですがスカイマークはLCC化して早々に国際線に参入していれば違う結果だったのかなぁなんて考えてしまいます。
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第一印象は、韓国LCCの路線網は意外に凄い。という事と結構機材をを保有しているんだなと。
ですが、日本も5年前はあるはずのなかった62機が今は駐機しているんですから、凄いですよね。5年前はどこまでLCCが日本で根付くかななんて思っていましたが、今はどんどん浸透していってますね。
日本にはLCCの先駆けのようなスカイマークの存在がありますが、今回の統計からは除外しています。
LCC誕生で日本と韓国の間には7年の差がありますが、その間に日本は新興航空会社(スカイマーク、エアドゥ、スターフライヤー、ソラシドエア)が誕生しているので韓国はその間にLCCが成長していったことが路線網、保有機数からもみてとれます。
また、韓国は立地上日本よりも東南アジアに近いので、海外の人気観光地に小型機のB737,A320まで航続距離的にも問題なく就航できることもあり、日本よりも数多くの就航地があるのだと思います。韓国の立地が優れているというより、日本が極東すぎてLCCには立地が悪すぎるといった方がいいのかもしれません。しかも、上はロシア、お隣は韓国、北朝鮮ですからね…
上記理由、就航年数の差があるにせよ、日本のLCCには海外就航地をもっと積極的に開拓してもらいたいですね。おそらく来年頭には、バニラエアが新路線を発表するはずですので、日本人が利用したいような所に就航してくれることを期待しています。パイロット不足が続きますが、やろうと思えば数年後には韓国LCCよりも就航地を増やせると思いますので、日系LCCには今後も期待しています。
最後に2017年12月22日現在調べた結果の数値です。多少違っていたら申し訳ありません。
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