ギリシャ政府は、新型コロナウイルスのワクチンを接種した人は、今後検疫を含め旅行制限が解除されるべきとの見解を示しました。
同政府は、今年の夏にギリシャを観光で訪れる人を歓迎する意向を示しており、ワクチン接種者が自由に旅行できる環境を整備するようEUに求めています。具体的には、セキュリティが確保され共通化されたワクチン接種証明書を作成するよう求めており、これにより接種者を自由に移動できるようにすることを想定しています。
これまでにギリシャ政府が提案している接種者の検疫免除に関しては、国際航空運送協会(IATA)をはじめポーランド、ラトビア、レバノン、セイシェルなども支持しており、ワクチンの普及と共に、従来型の旅行が可能になる道筋が徐々に見え始めています。
またアジアでは、タイが同様の入国を認めることを検討しており、ワクチンの効果がより実感できるようになれば、検討する国も増えていくことが予想されます。Photo : Athens International Airport