カナダの航空機メーカーボンバルディア社が、三菱航空機がボンバルディア社の企業秘密を入手するため、同社から社員を雇用し、秘密情報を不正に利用したとし、情報の使用の差し止めなどを訴えていた裁判で、裁判所はボンバルディア社の訴えを棄却したことFlightglobalが報じています。
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同様の内容で提訴されている、MRJの協力会社であるエアロテック社と対象従業員の判決まだ出ていません。
裁判所はボンバルディアに対し、修正訴状を提出することを認めており、期限となる4月末までに同社は新たな証拠を提出することが予想されています。
三菱航空機側は予てからボンバルディアの主張はMRJの開発を阻害し、最終的に市場投入を遅らせることにあると主張していましたが、今回の決定を受け裁判所の決定を歓迎しており、今回の訴訟によりMRJプログラムの進捗に支障が生じることはないと確信しているとしています。
ボンバルディアは引き続き争う姿勢を示していることから、決着まではしばらく時間がかかることが予想されます。
画像引用:Mitsubishi Aircraft Corporation
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